『大人の発達障害』をご存知でしょうか。最近、マスコミでも数多く取り上げられているテーマです。
発達障害で生きづらさを感じている方に、カウンセラーとしてどのような支援ができるのかを大学の先生や企業の担当者と意見交換する機会がありました。大変多くの方が出席され、盛況でした。
「私は、発達障害ではないだろうか?」と、自覚がある方には、感情面と実務面での支援が考えられますが、普段通りの生活を送っていると、発達障害だと気づかない方が多いようです。しかし、職場で新しい業務や役職に就いた時などの環境変化によって、本人や周囲が気づくケースが少なくないようです。その対応策として行われるのは、環境調整です。それは、本人の自覚があれば問題ないのですが、自覚がなく、自己評価が高いと、環境調整を受け入れ難くなってしまいます。そこが一番悩ましいところで、どのように支援すれば良いのかが、熱心に話し合われました。
事例の数だけ対応も考えられます。これからも現場に携わる方々と意見交換しながら、より良い支援ができることを目指して参ります。

